……キスがお上手ですね、シスター。[本気かお世辞か?そんなことは瑣末な事だ。アルビンはちらりと笑った。あの神父を殺してから、初めての心からの笑いだった。そして、ごく自然な動きでジェフロイを両手で押しのけ、ソファから立ち上がる]では、書斎に行きましょうか。その空瓶、持っていて貰えますか。おそらく、それが必要じゃないかと考えています。[顎まで伝ってきたエッセンスを、指先で拭い、ぺろりと舐め取った]