[指笛の響きを聞いてから、王国兵に視線を遣る。その向こうにいるカレルの仲間たちにも。] さっさと運んでやれ。[声を掛けてから、彼らに背を向けた。近寄ってきた兵が膝を付き、剣を差し出す。それを受け取って、天へと掲げた。夜空を突き抜けるような鬨の声がそれに応えた。*]