[独り言のように呟くヤコブ>>105に顔を向けた]
ヤコブさんにはそうでも、
わたしには、それくらいしか縋れるもの、ないですから。
[自分の弱さを彼は軽蔑するのだろうなと思い、自嘲気味に口元を歪めた
パメラに縋れば、自分の弱さが彼女を道連れにしてしまうだろう。
奈落に落ちてのは独りで充分だから。
どんなに助けて欲しくても、パメラにだけは縋ることは出来ない]
……でも、結局、意味のない期待でしたけど。
[リゼットの問いにエルナは長い沈黙の後、"分からない"と口にした>>108
その沈黙の意味を読みとろうとしても、恐らく答えは得られないだろう]