[(>>87)ノックの音の後のやりとりは、振り返ることもできずフェリクスの腕の中で身を固くして聞いていた。
相手が去った後、『 秘密にしておきたかったのに』との声に、少しだけ不安げに顔を上げ]
誰にも言わんほうがええ?
[誰に伝えたいのかと問われれば、恥ずかしそうに笑んでからこう答えるだろう。]
フェリクスの「お師匠さん」。
[最後に背中を押してくれたのはきっと、かの占い師の力強い言葉だったから(>>104)。
彼がもうこの村には居ない(>>107)ことを、もちろんキアラは知らなかったけれど*]