― 天魔対戦 ― >>102>>103>>106[太陽の首と火の魔王とが語るのを横目に、移動城塞に顔を擦りつける。かつて、この城と会話したことがあった。遊んだことがあった。祈ったことがあった。聖柩の破片が穿った破片を咥えて、城塞に積んで、青い霧のブレスを吐きつける。植物の成長を促すおまじない。こちらを案じるがごとき、右の首に返すは泰然とした眼差しだった。] おまえが守り治める地が俺の故郷。 そこが優しい花で満たされていれば、言うことはない。