……く、くく。そんなところはやはり似てるな。じゃあアイリ、行こうか。 案ずるな、───闇は我の領域ぞ。[一瞬の険しい表情を、古き魔戦士の面影に重ねて笑い。この転移に僕を伴ったことはない。それ故の言葉をかけて、魔はその場に濃い闇を広げた。幾つか魔石の弾ける音が微かに響く。浮遊感。そうして次第に闇が晴れれば、魔と半魔と死人の奇妙な一行は、モーザックを北東に望む道の傍らに*佇んでいた*]