人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


魔将 シメオン

……く、くく。

そんなところはやはり似てるな。
じゃあアイリ、行こうか。


  案ずるな、───闇は我の領域ぞ。


[一瞬の険しい表情を、古き魔戦士の面影に重ねて笑い。
この転移に僕を伴ったことはない。それ故の言葉をかけて、魔はその場に濃い闇を広げた。幾つか魔石の弾ける音が微かに響く。

浮遊感。そうして次第に闇が晴れれば、魔と半魔と死人の奇妙な一行は、モーザックを北東に望む道の傍らに*佇んでいた*]

(110) 2017/02/04(Sat) 01:58:05

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