お前に望みが、して欲しいことがあるなら、遠慮せず俺に言ってくれて構わない。
家族を亡くしたあと、村人の役に立とうと必死に働いている姿は見てきた。それには凄く感謝しているから、例えわがまま言っても全部受け止めるぞ。
[少年は常に大人しく、周囲の言いつけを守っているように見える。今も聞き分けよく振舞うつもりではないか?と考え、こんな呼びかけをした。つまり達観の表情は、どうせ願っても叶わないからと自分の要求を我慢していると解釈している。
ニコラスが言う救済に自分は乗る気はない。だが死に救済を求める気持ちは理解できるから、もしそれを持ちかけられたら要求を受け入れる気はある。]
すぐに決めろとは言わない。そも俺に頼るかどうかを判断するのもお前だしな。でも俺はいつでも話ができるよう待機している。
[そう告げると、ペーターから一旦離れようとした。昨日ジムゾンにできるかもと言った懺悔>>2:276が結局どうなったのだろうと考えながら。**]