カタリナ、どうしたの?[息を切らして走って来た金色の髪の羊飼いは、オットーが一緒だとは予想していなかったようで、少し迷ったように立ち止まったが『牧場に来て、お願い』そう言い残すと、踵を返して駆けて行ってしまった。]カタリナ、どうしたんだよ!待って![後を追おうとして、オットーを振り返る。もし、彼が着いてくるつもりなら一緒に。見送る姿勢だったのなら、一人で走り出しただろう。辿り着いた彼女の牧場で、隠し切れなかったモノ>>64を見つける事になるとは、まだ知らない*]