人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


特務大佐 シロウ

― いつかの夜 ―

[それは、トールたちに挨拶をする前だったか、後だったか。
ザラメを焼いて固めただけの砂糖菓子を手に、カサンドラを訪れた]

 よう、いまいい?
 糖分足りてるかー?

[そう言って、砂糖菓子を渡そうと]

 ……オレみたいな人種と違って、親しくしてた連中裏切んのはつらかったろ。

[元同僚である以前に、彼女も元教え子の一人で。
子供を作れない体質の自分にとって、子供のように思っている一人だった]

(110) 2013/06/17(Mon) 13:44:58

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