― 回想・深夜 パン屋の自宅 ―
[寝つけているかを心配して、音をたてないように静かに部屋を開ける。小さくキィとなった音がやけに響く>>55
ペーターを目覚めさせてしまったと気付いたが、そのまま、ベットを向かおうと室内に足を入れる。
むろん、起してしまった弟に言い訳するためだ。
暗闇の中から掛け声とともに、勢いよく飛んでくる、みにぺた君(命名者)を影の大きさだけで判断すると、ぐふっと胸にダメージを受けつつ両手を差し出して優しく受けとめる]
…ぺ、みにぺた君!
[弟の写し身、作り手として、みにぺた君を床に落とすなんてとんでもない。
その辺は弟に見抜かれているとおり]