― 翌日・目覚め ― ――く、ぁ…っ。[全身に走る痛みで、心地よい眠りから意識を引きずり出されたのはいつの頃か。深夜の営みで疲れていた故に、起きた変化への反応は遅かったかもしれない。まるで身体がばらばらになるような感覚に、男はジェフロイの腕の中でもがく。彼が手を離さなければ、背中に尖った爪を立てて。]…は、ぁ…。[喘ぐように酸素を求め。王子に‘実験’という名目で痛みを与えられた事は幾度となくあるが、それとは比べ物にならなかった。]