["…"とか紙に初めて書いた気もするが。あくまで会話の手段なのだ。伝えたいニュアンスを優先しよう。
彼女は年齢を少し気にしすぎかな、とも思う。
貴方の様に素敵な女性はいつまでも素敵なのに。
流石にこんな事は紙に書けないけれど。
しかし、その後…彼女の言葉にスケッチブックをぽとりと落とす。]
わふ…ふわおぅんわわふ…
(詠唱…できるでしょうか…)
[試しに詠唱をとなえてみる。]
わふっわわわふわっおんわふふ
(願いを禍に変え束縛するものよ)
[…全く手に魔力が籠らない。そのまま彼女に首を横に振る。もうひとつ…手段が無い事もないが……。それは口から患部に直接流し込むモノだし……。]
"すみません。詠唱はできないみたいです"
"貴方はその姿以外で何か変化がみられましたか?"
[ひとまず別の路線から解決できないかと、彼女に紙を再び見せた。]