[だって、モノのように扱われて親愛を浮かべる訳がない。
それに悪魔はわるいものだと教わっている。実際、先輩を捕えて攫った悪魔たちは悪いものだと感じた。このくろいあくまが何を思って、メレディスを欲しがったなど――妥協のように示されれば
分るはずもなく
鼻で嗤う相手に眉を吊り上げて。]
…もうじゅう?
私が、…猛獣なら、貴方がたは……けだものだ
[頑張った>>82。何度か喉が詰まったのは云いなれていない言葉のせい。難しい言葉使いをうんとこしょと出したから。こんな処で舐められてはいけない。メレディスは歌もうまくなければ賛美も下手だ。
戦う為だけに作られた天使だから。
先輩はそうじゃなかった。
とても優しくて気高く高潔な先輩はもういない。せめて此方に伸ばされる手を見れば、噛み付いてやろうと唇を開いた。が]