―――しまった![一文官にすぎないカサンドラも、今回の陰気討伐において隊が組まれる旨は耳に入れている。そうして、一文官にすぎないながら、討伐隊入りを志願しようと目論んでいたのだが、そのことをさっきまですっかり忘れて寝こけていた。これはいかん]〜〜〜〜〜、間に合いますようにっ![祈るような面持ちで走り出す。城下町経由で、天上宮を目指して。脇目もふらぬ、という言葉が相応しい有様だった**]