― 少し前・医務室>>62 ―……お前も5年後6年後のクチか、トール。まったくどいつもこいつも、売り切れだの借りっぱなしだの…[ぶつくさと呟く声の響きに、言葉ほどの棘はない。数年後にまた、と。保障のない約束は、それでも少しの希望にも思えたから]いいな。忘れるなよ。[友へしっかりと念押しをした]