[
偶々乗り合わせた同胞のことすらも、深くは
信頼などしていない学者からすれば、彼>>3:360のことを
形だけでも信用してみせるなど土台無理な話なのだった。 ]
…何を思ったのかは知らないけど、
協力するというのならそれはそれで自由だ。好きにすればいい。
だけれどね、君。あまりに幻想や夢を抱きすぎると、
気がついたらそこは天国の扉の前だった――…
なんてことが、不意に起きるかも知れないんだぜ。
……僕の「 忠告 」、確りと覚えておくといいさ。
[ 冷めた声でそう告げたら、
彼の期待に応えることはなしに、立ち去ったのだったか。* ]