[フィオンの死体の傍に居るゲオルグ、ゾフィヤに向かい、気配を隠そうともせず語りかける。]お前らの大事な勇者とやらが、下で独りで戦っているというのに…今更この場で弔いとは、随分と悠長なことだな。もう少し待てば、勇者二人を揃って弔うこともできるぞ?先に喰われて、下の奴の道案内をしてやるのも一興かもしれんがな。……行くか?[白骨の狼達がカチカチと牙を打ち鳴らす。獲物を狙う猟犬のように、ゲオルグ達の前に勢い良く駆け出してきた。]