……はっ![短い気合と共に、先に開けた距離を自ら詰める。放つ一閃は、翼を狙った斬り下ろし。しかし、その意は気取られたか、化蛇は素早く身を翻してその一撃を避け。近接の期を捉えんと、再度牙を向けて来た。その一撃は、とっさに掲げた剣で受け流しつつ、再度、距離を取り]……さて、どうしたものか。[水気宿せし化蛇を剋するに、要となるのは土気。その土気の使い手に力預けるためにも、ここは大掛かりな一撃を入れるべきか、と思案巡らせ]