― 少し前:突撃時 ―
ほっほっほっ。無理せずにやりなさい。歩兵隊にはこちらを追撃する余力はないようですからね。
[断続的であった矢玉の層が増した>>57
とはいえそれですぐ引き返す選択もない。弓はある程度重装で防げる。一矢受けたところで当たり所が悪くない限りすぐ落命することもないだろう。
また元々弓がくるなど想定して盾も装備させていた。何より叩けるうちに叩く。それは今だ。時間がたてば今よりもっと手間がかかるようになるだろう。]
馬に乗りながらあの射撃はお見事ですね。
[特徴的な髭を弄りながら呟く。おそらく生まれてから馬とともに生きてきた者達だからこそできる芸当なのだろう。そして素早い対応をみるに良い指揮官もいるのだろう
射撃により突撃を完遂せずに、馬首を南に向けるもの負傷や脱落する者もいる中、新たに指示をだす旗が数度振られた。
正確に撃たれる矢。だからこそ避けるタイミングも難しくない。
放たれた矢が落下する横を滑り抜けて歩兵へと突撃をする騎馬隊。おちょくるような駆け引きをした後、完全に部隊が射程範囲に入る前に一時南へと離脱した]