それなら、この俺が相手だ、と、言いたい所だが...[ 口にした途端、背後から「公子!」「御自重を!」という、士官達の慌てた声が響く ]未だ俺には柵が多すぎるようだ。[ 溜め息混じりの口調で言って、視線をトールへと向ける ]行けるか?[ 俺の代わりに、と、答えを疑わぬ薄緑の瞳が問う** ]