「皇子、どちらですか?」[ 探しにやってきた従者の声が届いて、同時に人の気配は、さっとその場から遠ざかってしまう ]「皇子?どうかされましたか?」いや...[ 従者の問いかけに首を振り、結局、その場は、諦めて、男は見回りへと戻る事になった** ]