ただの頭でっかちじゃねぇのかよ、オッサン
[>>0:220 掛けられた声が、周りには聞こえない囁き声であったことは、当時のマーティンには気が付かないことだった。
ごく自然に話しかけられたその声音は、ひどく近しいものに感じた。
>>0:108 盟主に”倒された”あの時のような、不思議な心地良さを覚える。]
あーあ……
こりゃァ、若にたっぷり叱られるぜェ?
[ディーンは二人の副官のこんな姿を見てどう思ったか。]
すまん、若。
[先に、赤き縁の声にて謝っておこう。
然し、その謝罪に、どこか楽しげな響きがあることは隠しきれない。]