人狼物語−薔薇の下国

178 薄暮の海―CLASSIFIED MISSION―


技術少佐 ローレル

[砲術長の申し出>>100を受けて]

 ――もちろんです!

[一瞬考えたが、残って調査と修理にあたれるなら残りたいと思った。
よく、艦長は沈みゆく船と運命を共にする、と言うが…そういう訳じゃない。
私だって命は惜しい。もしこの船が沈むというなら素直に退艦しただろう。しかし、またヴィスマルクは生きている、だから、見捨ててはおけない。

そのまま参謀に向き直って詳細を伝える。]

 はい!技術科、機関士を総動員すれば…一週間ほどで修理は完了すると思われます。
 船を再び動かすだけなら、明後日までには一基のタービンだけでも修復可能です。
 最初は5ノット程度しか出ないでしょうが…それでも、港へ向かうことは可能です、そのまま修理を続ければ、速度も回復します!

[――しかし、頼りにした技術科、機関士達が既に続々と退艦し始めていたことを、この時の彼女は知らなかった。]

(109) 2014/04/19(Sat) 15:30:22

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby