人狼物語−薔薇の下国

532 天命昇華


黒尖晶石の傭兵 ヴェルナー

[というのも、ヴェルナーは自分の属をあまり好きではなかったのだ。
故郷は機械技術が発達していたわけでもなかったから、自分の能力を活かせる場所がほとんどなく。
魔法を使える街の人々や妹が酷く羨ましかった。
幸い、故郷は機鋼属性に偏見があるわけではなかったから、羨望を必要以上に拗らせることなく今に至っている]

俺は、ゾフィが羨ましいよ。

[一度だけ、そんな風に零したことがある。
夢を持っていること、魔法の使える属性であること、その両方に対しての言葉を、妹はどう思っただろう]

(109) 2020/02/20(Thu) 22:28:37

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