― ディルドレの屋敷 ―
[屋敷に戻れば、家の仕事を取り仕切る執事から気分の浮き立つ報告>>97があった]
少将から晩餐会のお誘いだって!
もちろん行くに決まっているだろう、断る訳がない。
[これが他の人間ならば、その当日にいきなり招待するなんて、あたくしを舐めてるのかい!と怒鳴りつける所だが]
お使いの兵士さんにはくれぐれも失礼のないように!
お土産を持たせて返しな。……そうだ、あれがいい。中央から取り寄せたワインがまだあったろう?
[見栄を張って、高価な物を持たせる。
現村長から頼まれて預かっている物だが、こういう事情なら納得してくれるだろう。いや、させる]