―パン屋―
[ (>>89)美味しそうな匂いがするというヤコブの言葉に当たり前だろと返事をするオットーの表情はまんざらでも無さそうだった。今までの経緯を説明されればふんふんと頷いた。
(>>91)パン屋を後にするシモンを見送って、ヤコブの注文通りにレーズンパンを2人分包んだ。金と引き換えにヤコブへと手渡す。 ]
うん、お前がレーズンパン好きなのは知ってる。
あ、エルナは何を頼む?
[店で買い物をしていく人達の好みは知らず知らずのうちに把握してしまっていた。馴染みのよしみだからか、ヤコブの好きなレーズンパンはよく焼いた。
ヤコブと一緒に来たエルナに注文を聞いた。**]