人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


領主 ファミル

[思惑は様々であり、ひとつに纏まりきるものではなかった。

 ただ、此処で執政として戦斧──ゲオルグ・ヒューベンターの名が挙がったのは、盾としての意味合いも勿論多く含んではいたが、同時に自らの保身を図る者たちですらでも、理解をしていたからでもあろう。


 彼の沈まぬ太陽たる皇帝と渡り合ったのは、
 他ならぬ彼だと。


 誰がこの海峡を護るために闘ったのか、誰が欠ければ今があるか知れないのかを、──誰もが理解をしていたからだっただろう。]

(108) 2015/11/18(Wed) 08:18:10 (miseki)

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