人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


純血種 アプサラス


[白い肩からついと舞いあがる黒蝶は、凶兆のごとく闇に溶け消えた。
振り返る男の手に、閃くもまた白刃。
瞠られた双眸は、半年前と変わらず蒼灰を湛え――唯そこに浮かぶ感情だけが、見知らぬ色をはっきりと映し出す]



 ……覚えて、いたのね。

[何故、と問われて、苦笑混じりの囁きが滑り落ちた。
胸に刺した棘の痕が、じくりと疼く思いで]

(108) 2014/02/24(Mon) 19:54:56

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