[ごめん、という言葉には何も返さず。その後に綴られるもの、今まで知らされなかった想いや意思も黙って聞いて]…………ホント。アンタって、どーしよーもない、よね。[最初に口を突いたのは、低く呟く声だった]アンタが世話焼きなのは知ってるし、決めたら通す性質なのもわかってんだから。……軍入りするのがどんなに危なくたって、やるって決めた言われたら、一発どつくくらいはしても、反対なんかせんかったわ。[早口で綴る声音に宿るのは、はっきりそれとわかる拗ねたいろ]