純粋すぎて反吐が出そう。
[暫し黙ってパメラの言葉>>98>>99>>100を聞き、ついに視線が自分に向けば、女はこの村の者には聞かせた事のない様な鋭く、それでいてどこかに艶の混じる声で吐き捨てた]
家族同然の人間が、家族同然に暮らしていた人間を喰い殺すなんて、定義は違えどどこにだって転がってる話じゃないの。
食い扶持減らす為に、実の子供を奴隷として売りに出すとか、そういうのと一緒じゃない。
家族すら家族を売るご時世に、たかだか『家族同然』の『赤の他人』をそこまで信じられるなんて、ぬるいんじゃないのぉ?
[問われる様なパメラの視線には、シスター然とした微笑のままに、親に売られ、人生を預けようとした人間に裏切られた女としての言葉を吐いた。
彼女とは与えられた温もりが違い、それが育ちと思考に出ていると理解しながらも。
女に人生一番の地獄を見せた事を思い出させるアルビンの疑心の視線>>105に耐えられなかったのだ]