[クラリッサの風やアークの風刃、リュウシンの虹風が援護や妨害として駆け抜けていく。 ウェルシュの放つ蜘蛛糸が、水流に弾かれるのも見えた>>98。 しかし彼の者の本命は、下方からの体当たりだろうか] ――逃がさないぞ。[海龍が再び呼び寄せんとする水へ向けて、二発、三発と鱗刃を撃ち込んでいく。 それぞれの威力自体は大したものではないが] そのまま、絡めとれ……![水の流れを無理矢理歪ませ、海龍の支配から一時的にでも剥ぎ取ろうと妖気を流し込んだ*]