人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


王国軍部隊長 セルウィン

― 平原 ―

 …………。

[槍を受け止められてから次の動作までの、一瞬の間に放たれた言葉>>95
 怯むべきではなかったのかとも、そもそも仕留められなかった時点で同じだとも思う。
 いずれにしろ、考えても詮無いことだ]

[得物を奪われ、体勢を崩したこちらに、容赦なく槍が襲い掛かる。
 周囲の精鋭兵たちの動揺の声が聞こえたが、手出し無用の一騎打ちではどうすることも出来ない]

 ぐ、う……!

[突き上げる一撃を、それでもただで喰らうつもりはなかった。
 槍を諦めた右手と、まだ辛うじて盾の残る左手を交差し、体幹部を守る。
 しかしそれは、どうにか致命傷を避けた、という程度の役にしか立たず]

[穂先は両の前腕を、骨に達するほど深々と切り裂いていった*]

(108) 2019/11/05(Tue) 23:55:10

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