……最悪、自分の命を賭しても、
此処に居る皆の命を賭けてでも、
人狼が居るなら駆逐するべきだって考えてるからかね。
[コンスタンツェの問いかけに、ジェフロイは真顔で返す。
それは今までのジェフロイの印象からすると、
異端に見えたかもしれない]
おい、後ずさると危ないぞ?
[手を離されたなら、少し苦虫を噛み潰したような顔になる。
それでも忠告を向けるのは、彼女の後ろが階段であるからで、
皆の命を賭けてでもと言ってはいるが、
好き好んで失わせたいものでもない。
危険を排除しようと、一歩彼女に近寄る。
……それが彼女を追い詰めると、気が付かずに]