[アースガルド王国の目的は、ソール王国で採れるサンストーンだったと聞く。
アレには強いエネルギーが潜んでおり、ソール王国の大抵の燃料がサンストーンだった。故に、“小さな太陽の王国の命”だから、サンストーン。
もちろん、人々の装飾品としても重宝される。美しいサンストーンは、何かを動かすときの鍵になる。
それを狙われた。なにより、最も美しく、もっともエネルギーを持つとされる王家のサンストーンが。
大した国でもなかったソール王国はあっという間に侵攻され、王族はあれよあれよという間に処刑された。――ただし、三男を除いて。]