だいじょうぶ。
伸び代があるなら、その後に期待すればいいんです。
[役立たずと断じるルートヴィヒの言葉には、
常ののんびりとした語調とは打って変わった真剣なものを返す。
まだ彼らと直接は出会えていないというのに、助力を行う方向へと意識が傾いているように。]
と言っても、この危機にのんびりとはしていられませんよね。
俺に何か出来ることがあれば、言って下さい。
何度も通って顔の通る精霊族も居ますし、
もしかすると話を通すことも出来るやもしれません。
[癒者の力を持って役立てるのであれば、
何でも力添えしますよ、と胸を叩いた。*]