「まあ、きょかが下りたらここにすむことになるだろうから、すえながくよろしくな。」[自分と同じくらいの年齢の子にしては、随分とこまっちゃくれている。 愛想がないわけではなさそうなので、悪い印象はないのだが。] ふうん。 あたしは、レジーナ。 レジーナ・ゼルチュルナーだよ。[そう言って、自身の家――診療所の方を指差し] あっちの方にすんでるの。 あんたは?