[ せめてもう少し、早く駆けつけられていれば…いや、そもそも、自分が海精軍の奇襲に、先に気付いてさえいれば…彼女の顔を見ていると、そんな悔いばかりが浮かびそうになる。しかし… ]…俺が落ち込んでも、怪我が治るわけじゃねえもんな…[ だから、何も口にはせずに、ただ、少しだけ情けない顔で、傍に在り続けた ]