[言ってて段々恥ずかしくなってきたのか、消え入りそうな声で]カークの代わり、なんて。誰にも出来ないの。少なくとも、わたしはそう思う。[手の中にすっぽりおさまった、はちみつミルクのマグを見つめて]…でもわたし、生まれてから死ぬまで、ずっとこの姿って聞いてるから。だから、可愛がられることがあっても。恋人として見てくれる人なんて、いないだろうなって。…恋すること、あきらめてるの。愛されることも、かな。[わたしの独白を、カークはどんな顔で聞いているのか。…こわくて、確かめられない。]