― 現在: ⇒花屋 ―
[数コール後に繋がったソマリへの通信。>>65
疲れ切った、通話越しにもわかるグタリとした声色に、声が剣呑さを帯びたのは仕方がないことだろう。
しかし、電話に出たということは大事ないということで。
ホッと、内心で安堵の息を吐く。]
大丈夫?
体調が悪かったら私が行くか……
また時間を置いてからでも……、……そう?
ええ、私も今戻ったところだから、
……ゆっくりでいいわよ。
[無理をさせるのも忍びなく、提案して見るものの、これから行くと言われれば、気遣うつもりでそう告げた。
医務室で休んだら良くなったと言っていたけれど、実はそれほど回復していないのではないか。
そんなことを思いながら、手短に電話を終え、店の入り口をくぐる。
そして、ジョニーへと、ただいまと告げたのだった。]