[踏み出した足は空を蹴るかのように宙を翔ける。 否、よく見ればその足許に、金気固めた六角の結界が、足場として生み出されるが見えたであろう。 蠢く首の幾つかが当たり牙が掠めもするが、今は構わない。 掻い潜るが如く相柳の懐へ潜り込んで、宝剣を上段より、全霊でもって振り下ろす] これで――終わりだっ!!