[銃弾が身体を撃ちぬく。 そのままの勢いで床に打ち付けられた。]ぐぁあぁああぁああ!!![それは悲鳴か怒号か、シモンとリーザの方へ叫ぶ。 身体を起こそうとするが力は入らない。 立ち上がろうとして、崩れる、を繰り返す。 身体の力はどんどん抜けていく。 しばらくすれば諦めて、顔を、天へ向ける。]わおおおおおおおおおおんんんんっ…。[絶命するまで、叫び声を上げ続けた。 赤い獣は何を想うか。 伝えるように切なげに、鳴き続けた*]