─ 戦場 ─
[咄嗟。
剣を峰で受け止めたのは、刃がこぼれるを防ぐ為に見えたろう。
それでいい、真意を知られたらきっと揺らいでしまうから]
っ…は!
[腕を振り切るとほぼ同時、力ある声>>73と共に下がった彼女。
互いに数歩の距離を開けたところでかけられた問い>>74に、一瞬息が詰まった。
反面、まだ気付かれてはいないのだとも安堵はした、けれど]
……あんたには、関係ない。
[突き放そうと放った言葉は、動揺に震えてしまって。
まずいと思ったものの、重ねられたそれ>>75を聞けば尚更抑えることは出来ず]