―回想:山岳地帯にて―
[>>78王府の威光を賛辞する言葉は聞き慣れたもの。
その言葉に実があるか否かについては触れない。]
…そうだな。
二度と同じ轍は踏むまい。
[落命した騎士の遺体を回収する事は難しいだろう。
家族に訃報を伝える事を考えると胸が痛んだ。
大切な誰かを失う痛みは理解出来る。]
――この甲冑は、我々の誇りなのだ。
けれど考慮はさせて貰おう。
[>>79風に煽られる外套を悪所では一時的に外すなど、多少は変えられる点はあるだろう。
>>80サシャに己の余裕のなさを看破され、同情されている事は知らない。]