……お前、さぁ。
一体、なんでここに来たわけ?
[いつだったか、起こした騒動の喧嘩両成敗、という事で一緒に反省文を書かされていた時。
ふと、気になってこんな問いを投げかけた事がある。
当人はここでの生活を楽しんでいるようにも見えたが、その楽しみ方の方向性が今一つ理解できなかった。
いや、女装の部分は好き好きだから、で、突っ込まなかったが]
なんてゆーか。
ここと、あってるように見えないんだよね。
[純粋に、魔法を身に着けるために入学した身からすると、それが目的と思えないのにここにいる、というのが不可解で。
彼の生まれや事情なんて知る由もなかったから、思ったままをそのままぶつけていたのだった。**]