人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


黒耀狼 ディーク

― スラム街 ―

……なんだ、これ?

[歩けば歩くだけ、募る違和。
その理由に気付いた頃には、日は大分傾いていた]

さっきから、同じところ歩いてるっつーか。
なんつーか……空間、歪んでんのか、これ?

[そこに思い至ったのは、自身も空間を歪める事による瞬間移動を用いるから]

ちょっと、やってみっか。

[小さく呟き、意識を集中させる。
持って生まれた瞬間移動の能力は長距離の移動はできないものの、落ち着いた状態であれば街の端から端程度の距離なら跳ぶ事ができる。
呼吸整え、スラムと表通りの境界辺りをイメージしながら力を発動させる、ものの]

(107) 2017/04/28(Fri) 23:34:09

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