人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


共和国大使補佐 シメオン

― シュビト中央広場・決起集会 ―

[クレメンスに連れられやってきた南島にある都市、シュビト。
商人に扮したクレメンス達同様、シメオンもまた軍服を脱ぎ全身黒い服で変装をしていた。
高く結い上げた髪は下ろされ、特徴的な銀髪は黒いフードの中に隠れる。
商人、と言うには聊か違和感の残る姿だが、軍服姿で目立つよりはマシだろう]

へー、あれがこのデモ集会の頭か…。

[じ、と赤い瞳が壇上を見上げる。
その視線は正に品定めをするようなもの]

(国を二分する覚悟があってのことなんだろう、が)

[学生を巻き込んでの決起で成功した例をあまり見ない。
今も懐に忍ばせてある統計書にも記されていること。
壇上の男は国をひっくり返す力を持っているのだろうか]

(107) 2015/03/06(Fri) 21:12:53

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