[せめてもと、動く左手へ武器を移す。数度斬り付けられる>>103も、突然に軽くなる痛み>>105。痺れる半身を耐えながらもう一度、突き刺し。] ――葬送火 ッ。[なけなしの魔力。限界、 底をつく寸前の魔力で。一撃、浴びせようと。 弱々しい炎を必死に、唱えた。]