……不覚でした、もっと先に回復しておけば良かった。
[そういえば、先ほどの悪魔の一戦で負った怪我を治療しわすれていたのだった。
自身の間抜けさを恥じながら、ジェムを7つ取り出し、全てを傷の治療に充てる。
そうしてから、コンラートの様子を窺うように彼を振り返った]
大丈夫ですか?
[逃げたシェイとイェンスを追跡したい気持ちはある。
でも、涙を流す彼を置いていくつもりにはなれない。
ようやく、そう気遣うように声を掛けて、彼の背中にそっと手を宛てた。
そうすれば、少しでも慰めになるのではないかと願って**]