『全く、てめぇを拾ってから俺の白髪がどんだけ増えたと思ってんだか。』 …しらが……?[養い親の頭部はつるりと光を反射していて、白髪など見当たらない。きょとん、と見上げるコンラートの様子に養い親は再度苦笑いを浮かべ。]『これ、キアラにやるんだろ?どれ、俺が穴あけてやろうか。』 んーん、俺が自分でやるんだ。俺もうおっきいからさ、そんくらい自分でやる。[そう言ってコインを取り返してぎゅっと握り締めた。]