まーた出たって...言うのも、面倒になってきたな。[ 朱雀神同様に、ここまで来ればこの妖魔達の出現が偶然とは思えぬと彼も感じ始めている。それ故に ]『水気換浄...』[ 左の双剣を水面にかざし、唱えるのは辺りの水気そのものを一度自分の身に取り込み、浄化する呪 ]『浄霧...』[ そして、右の剣からは、浄化の霧がゆらり漂う。相生相克に関わりなく、浄めの力を強く持つ霧は、木気の主は元より、他の者にも力となるはず ]